添乗員ってクリスマスはどうやって過ごしているの?
どんな添乗してる? 休みが取れる?
こんにちは!manaです。
今回の【元ツアコンが語る!】シリーズは、添乗員のクリスマス事情をご紹介します。
仕事を始める前に聞きにくいことだと思うので、私の実体験を元にお伝えしていきます。
良ければ参考にしてみてくださいね。
添乗員の休みの取り方
私が所属していた添乗員派遣会社は、一ヶ月ごとにスケジュールを出してくれていました。
毎月、締め切り日までに、翌月の休み希望を出していました。
ただ、休み希望を1日出すと、その日にかかる添乗に出ることができなくなります。
例えば、12月25日に休み希望を出すと、12月25日出発のすべての添乗に出られなくなります。
12月25日帰着の添乗や、12月25日が日程に1日でも含まれていたら、その添乗には出られません。
仕事量の少ない新人時代は、どうしても休まないといけない日だけ希望を出していました。
また、スケジュールに空白が多い新人時代は、急な添乗が入る場合があります。
予定していた添乗員の体調不良などで欠員が出たり、ツアー客が増えて添乗員の増員が必要になったりすることがあります。
私も1,2年目は添乗が急に入って、友達や彼氏との予定をキャンセルしたこともあります。
仕事が理由なので怒られることはなかったけど、その都度とても申し訳ない気持ちでした。
もちろん、断ることもできます。
どうしても外せない用事や、元々希望していた休みの日は、依頼されても添乗することができませんよね。
アサイナー(添乗員のスケジュールを管理する人)も無理にとは言わないので、断っても大丈夫ですよ。
ただ、急に添乗員を手配するとなれば、アサイナーも大変です。
自分の都合ばかりを通すわけにもいかないので、できるだけ協力するようにしていましたね。
「今回は行くから、次は〇〇の添乗に行きたい」などと交渉していました(笑)
クリスマス添乗の実体験
5年間の添乗員時代で、クリスマスが休みだったのは2年目だけでした。
2年目以外は、添乗や打ち合わせなど仕事をしていましたよ。
私がクリスマスに休み希望を出していなかったからだと思います。
その頃付き合っていた彼氏とは、シフトが決まってから、クリスマスデートの日を決めていました。
1年目
1年目の冬は、日帰りカニツアーの添乗に出ていました。
11月から3月頃まで、丹後半島の夕日ヶ浦温泉に、ほぼ毎日通っていました(笑)
クリスマスも例外なくカニツアーでしたね。
毎日、同じ日帰りツアーを添乗するのは、とてもキツかったです。
朝早くから夜まで働きづめで、同じ道を何度も往復し、用意されている昼食も毎日同じです。
お客さんがカニフルコースの昼食と温泉を楽しむ3時間が、添乗員にとってのフリータイム。
バスや休憩室で本気で寝て、体力を回復していましたね。
「1年目で毎日仕事があるなんてうらやましい」と先輩に言われていたので、同期と励ましあって乗り切ったことを覚えています。
「来年の冬は、自分の力で仕事を取れるようにがんばろう」という目標を掲げるほど、当時の私にはキツかったのだと思います(笑)
2年目
2年目は、偶然にもオフだったので、クリスマスデートをしていたと思います(遠い記憶・・・)
1年目の冬を繰り返さないために、指名をもらえるように努力していたので、カニツアーからは免れることができました。
2年目の冬は、スキー修旅によく出ていましたね。
「修旅も大変!」と思われるかもしれませんが、3泊4日の修旅の方が、4日連続日帰り添乗よりはラクなんです。
修旅中はお客さん(生徒・教員)が変わりませんが、日帰りツアーは、毎日お客さんが変わります。
毎回、一から関係を築くところからスタートするので、ひどく気疲れします。
それに、修旅はサブ添乗員で、チーフ添乗員の指示に従っていればいいので、気持ちに余裕もありましたよ。
2年目はまだカニツアーから完全に卒業できておらず、スケジュールの空いたときに添乗していました。
1年目より回数が減ったのもあり、添乗自体を楽しみながら、お客さんとも楽しく過ごすことができました。
3年目
3年目から退職まで毎年、某有名企業の報奨旅行の添乗に出ていました。
その企業は、営業成績が良かった営業マンに、グアムや北海道、沖縄旅行をプレゼントしていました。
家族も連れていくことができるなんて、とてもステキな企業ですよね。
私は北海道を担当させてもらって、毎年150人から200人ほどのお客さんをご案内していましたよ。
その年は、親会社の旅行会社が、数年ぶりに受注できた旅行だったので、打ち合わせも念入りに行われました。
3年目のクリスマスは、全コースの添乗員と営業担当者が集まり、打ち合わせと準備に勤しんでいましたね。
4年目
3年目に引き続き、同じ企業の北海道添乗に出るための打ち合わせ期間でした。
4年目の北海道添乗は、天候トラブルに見舞われて、私の記憶に残る添乗ベスト5に入るほどのインパクトが残っています。
以前のブログでご紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
5年目
3年目以降は、毎回担当させてもらったので、クリスマスは打ち合わせや添乗に出ていました。
私にとって、とても大切な添乗の一つだったので、何よりも優先していました。
特に、5年目は退職の年で、この北海道旅行がラスト添乗でした。
この北海道添乗を見越して退職時期を決めるほどに、大切な添乗でしたね。
まとめ
添乗員のクリスマス事情ということで、私の実体験を元にご紹介しました。
私は、クリスマスでも気にせず添乗に出ていました。
自分のプライベートよりも優先したいと思える添乗に巡り合えたのが、とても幸せなことでしたね。
私の登録していた添乗員派遣会社は、休みを取りやすい会社だったので、自分の予定や状況に合わせて休むこともできましたよ。
私はクリスマスよりも、旅行のオフシーズンに長期休暇を取って、プライベートで海外旅行に出かけたりしていましたよ。
添乗員に興味のある方にとって、少しでも参考になっていれば嬉しいです。
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