こんにちは!manaです。
添乗員って、実際にどんな仕事をしているか分かりにくいですよね?
【元ツアコンが語る!】の第6弾は、 手配型旅行の業務内容をお伝えします。
前回は、出発前から宴会終了までを解説しましたが、ツアー型添乗と違った業務もあったと思います。
私は、手配型添乗をメインにしていました。ぜひ最後まで読んで、参考にしてみてくださいね。
ちなみに、私が働いていた頃から変わっていることがあると思うのでご了承ください。
2日目 : 宿出発 → 観光地 → 昼食 → 観光地 → 帰着・解散
宿出発
手配旅行の朝食は、宴会場での和朝食が多いです。
添乗員は朝食開始20分前にスタンバイして、お客さんをお迎えしましょう。
幹事さんや、キーマンへのご挨拶は忘れずに。
朝食時は、来られた方から順番に食事を始めてもらいます。
ある程度来られたら、添乗員も朝食に行きます。朝食も同席・別席を選べますが、私は別席にしてもらっていました。
バイキングの場合は、各自で朝食を済ませてもらいます。
出発時刻30分前にスタンバイできるように、準備を終えましょう。
フロントでチェックアウトの手続きをします。昨夜の宴会時の飲み物の本数や、追加料金の確認をします。
追加費用は後日払いで、請求書を持ち帰るだけが多いですよ。
バスが配車されているか確認し、運転手さんとバスガイドさんと2日目の打ち合わせをします。
宿から、昨日預けた飲み物をもらい、バスの冷蔵庫に入れていきます。
2日目の朝は、アルコールよりお茶や缶コーヒーなどを求められるので、すぐに渡せるように準備しておきましょう。
お客さんがある程度バスに乗車したら、フロントに行き、ルームキーが返却されているか確認します。
全員揃ったら、宿の仲居さんのお見送りを受けながら、出発します。
観光地
ツアー旅行は行程の変更はできませんが、手配旅行では行程の変更が発生することがあります。
ここが、手配型添乗員の腕の見せ所です。
添乗員は、できる限りお客さんの希望に沿うように、幹事さんや運転手さんと相談して旅行を進めていきます。
宴会時に上座の方へご要望をお聞きするのは、2日目の行程に変更がないかを確認する目的もありますよ。
「できません」とは言いたくなかったので、持てる知識と経験をフル活用し、お客さんの要望に応えていました。
さらに、立ち寄りヶ所によっては、旅行会社の利益につながることもあります。
お客さんと旅行会社双方にとって、メリットのある場所をご提案できたときは、添乗員冥利に尽きますね。
一つの旅行につき売上目標額が設定されていて、添乗員が目標額達成の手助けとなる働きができれば、営業担当者からの指名にもつながります。
台数口の団体旅行だと、変更することはほとんどありませんが、天候やアクシデントの影響で行程が変更になることもあるのです。
私は、突発的なことが起きると燃えるタイプだったので(笑)、ガチガチのツアー型添乗より、フレキシブルな手配型に向いていたと、自分でも思っています。
昼食
どんなに飲む団体でも、2日目はペースが落ちます。
昼食会場でも、帰りの運転を心配してアルコールを注文する方はほとんどありません。
車内で配布する飲み物もソフトドリンクばかりになりますよ。
帰着・解散
解散場所が近づくと、バス冷蔵庫に残っている飲み物を箱に詰めておきます。
バス到着場所が路上の場合は、長い間停めておけないので、すぐに降りれる準備をしておきましょう。
車内での挨拶は、行きのバスと同じで幹事さん→添乗員→バスガイドさんの順が多いです。
ツアー型とは違い、できるだけ簡潔な挨拶をするようにしていました。
旅行帰りの疲れているときに、3人の挨拶を聞くのも大変ですよね。
車内の雰囲気に合わせて挨拶の内容を変えていましたよ。
バス到着後は、お客さんを送り出し、車内の忘れ物の確認をします。
もし忘れ物があっても、幹事さんにお渡しすればいいので、ありがたいです。
残った飲み物や備品なども全て降ろして、最後まで幹事さんのお手伝いをしましょう。
全て終えれば、幹事さんに最後のご挨拶をして業務終了です。
営業担当者に、電話で終了報告をして、直帰することができますよ。
精算業務
必要書類の作成は、ツアー型とほとんど同じです。
精算時も、営業担当者に直接会って、報告とお客さんの情報を伝えます。
添乗員からの情報が、担当者の営業に役立てるように、有益な報告ができるようにしましょう。
担当者が不在だったり、自分の添乗が続いている時は、郵送で送る場合もありますが、できるだけ直接報告できるように心がけていました。
まとめ
手配型の添乗業務についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
ツアー型とは違う業務もあるので、イメージしにくいことや、難しいかも?と思われた方もいるかもしれません。
どちらにも良さはあるし、合う合わないもあると思います。
最初は、ツアー型添乗から始めて、徐々に手配型で力を試していくというのも良いと思います。
どちらにしても共通しているのは、お客さんに楽しんでもらうことです。
そして、自分も楽しむことです。
添乗員が楽しまないと、お客さんも楽しくない。
添乗員時代に多くの先輩から教えてもらった中で、一番大切にしていた言葉でした。
このブログを通じて、添乗員に少しでも興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです。
次回は、実際に私が経験した添乗中のトラブル・アクシデントについてお伝えしたいと思います。
ぜひ読んでみてくださいね↓↓
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