【元ツアコンが語る!】添乗員の実際の仕事内容を解説します~バスツアー旅行1泊2日編②~

添乗員

こんにちは!manaです。

添乗員って、実際にどんな仕事をしているか分かりにくいですよね?

【元ツアコンが語る!】の第4弾は、前回に引き続き、添乗員の仕事についてお伝えします。

1泊2日の温泉旅行ツアーをモデルコースにして、実際の仕事内容をご紹介しますね。

ちなみに、私が添乗員として働いていた頃から変わっていることがあると思うのでご了承ください。

まずは、前編を読んでいただいてから、お進みくださいね。

添乗員の業務

添乗員の仕事は、安全に旅程を管理することです。

「旅行は上手くいって当たり前」なので、無事に行って帰ってこれるよう管理し、楽しい思い出となるように力を尽くしましょう。

2日目 : 宿出発 → 川下り → 昼食 → お土産屋 → トイレ休憩(SA・PA)→ 帰着・解散

宿出発

出発時刻30分前にスタンバイなので、それまでに朝食を済ませましょう。

バイキングの朝食の場合は、お客さんと同じ会場になるので、オンモードで朝食に行きます。

お客さんに会ったら、笑顔で挨拶しましょう。こちらが気づいていなくても、お客さんは気づいている場合があるので気は抜けませんね。

朝食後は、バスが配車されているか確認に行きます。運転手さんとバスガイドさんに挨拶して、2日目の打ち合わせをします。

お客さんがある程度バスに乗車したら、フロントに行きましょう。

ルームキーの返却や、飲み物等の支払いを済ませているか確認します。

ルームキーをバッグの中に入れていたり、宿のスリッパのまま乗車していたりということがあります。

まれにではなく、頻繁に。驚かずにイライラせずに笑顔で対応しましょうね。

宿の仲居さんのお見送りを受けながら出発します。

川下り

渓谷などによくある舟下りに乗船する時は、バスの降車地と乗車地が変わります。

舟乗り場でバスを降り、舟下り場までバスは回送しますが、添乗員は舟に乗り、お客さんと同じルートを進みます。

添乗員にとって、初めての場所で乗車地が変わるのは少し不安です。

運転手さんかガイドさんの連絡先を聞いておくなど、確実に乗車できるようにしておきましょう。

昼食

基本は、1日目の昼食会場と動きは同じです。

前日の車内販売の商品のピックアップがある場合は、支払いを済ませ商品を受け取ります。

昼食会場から次の目的地まで距離がある場合、ほとんどのお客さんはお昼寝タイムに入ります。

楽しい旅行でも2日目になると疲れが出てくるものですね。

添乗員も、もちろんお昼寝タイムです。ポイントは、お客さんが起きる前に起きることです。

到着時間を逆算して、お客さんを起こす10分前に起きるように体内時計を調節します。

難しいことを言っているように聞こえますが、徐々にできるようになりますよ。

お土産屋

ツアーの場合は、1、2ヶ所は必ず行程に含まれています。

旅行会社にとって重要な収入源なので、手続きは忘れないようにします。

お土産は、バス下にあるトランクに入れますが、生ものは車内持ち込んでもらいましょう。

混同しないようにお土産袋に名前を書いてからトランクに入れます。添乗員はマジックペンも必須アイテムです。

最近は、エコバッグを持っているお客さんが多いので、分かりやすくていいですよね。

トイレ休憩(SA・PA)

全ての行程を終えると、途中にトイレ休憩をはさみながら、バスは帰路につきます。

よくバス車内でビデオを流していますが、「古いな」って思ったことありませんか?

著作権の関係で、バス会社が所有しているビデオしか流せないのです。

定番の作品は、セリフまで覚えてしまうほどの回数見ることになります(笑)

帰路の車内では、私は精算業務をしていました。添乗が続く場合は、精算する時間がありません。

車内でできることは済ませておき、帰ったら明日に備えてすぐに寝ていましたよ。

帰着・解散

到着前にアンケートやツアーバッヂの回収と最後の挨拶をします。

ツアー参加のお礼や、旅行の振り返り、忘れ物注意などが定番の挨拶ですね。

初めの頃は、挨拶の定型文を利用しながら、自分なりのアレンジを加えていきましょう。

到着前は、お客さんは身の回りを片づけ出しソワソワし始めますが、座席から立たないように気を付けて見てあげてくださいね。

車内での転倒事故でも起きたら大変です。最後まで安全に旅行を終わらせるのが、添乗員の仕事です。

到着後は、バス出口でお礼を言いながらお見送りをします。

ねぎらいの言葉やお礼の言葉をいただけることもあって、添乗員としてのやりがいを感じられる瞬ですよ。

お客さんが全員降りたら、ダッシュでバス車内に忘れ物がないか確認しましょう。

上部の荷物置き、座席の隙間や下に忘れられていることがあるので、注意して見てくださいね。

忘れ物があると、お客さんに連絡を取って返却するまでの業務が増えてしまいます。

自分の荷物も忘れないように降ろして、運転手さんとバスガイドさんにお礼を伝えます。

解散時刻が遅いので、そのまま直帰できることがほとんどです。

まれに早い帰着の場合は、その足で旅行会社に精算業務に行くこともありますよ。

精算業務

精算業務は、現金の出納帳を作成、業務日誌の記入、アンケートの集計、返却する備品の整理などがあります。

慣れてくると、ある程度は帰路の車中で済ませておけるので、時間かけずに終わらすことができますよ。

帰着翌日に、旅行会社に書類を持って行きます。

添乗が続いているときは、まとめて持っていくか、郵送で送るかになるので、予め担当者に確認をしておきましょう。

まとめ

添乗員の業務について、前編・後編に分けてお届けしましたが、いかがでしたか?

少しでも具体的にイメージできていると嬉しいです。

添乗員の仕事は、安全に旅程を管理することです。

トラブルなく行程表通りに行って帰ってくることができるように、最善を尽くします。

裏では色々起きていたりしますが、お客さんに楽しんでもらうことが一番

添乗員は、常に笑顔で明るく対応することが大切ですね。

次回は、手配旅行編をお届けしたいと思います。

ツアー型とは違う業務があるので、違いを楽しんでくださいね↓↓

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