【世界遺産に行こう!】日本の世界遺産はどこ?~自然遺産編~

世界遺産

2022年1月現在、日本にある世界遺産は25件のうち、自然遺産は5件登録されています。

世界中にとってかけがえない宝物、世界遺産。一度は自分の目で見てみたいですよね。

こんにちは!manaです。

【世界遺産に行こう!】シリーズは、日本にある自然遺産5ヶ所をご紹介します。

さらに、その場所でしか体験できないアクティビティや観光ツアーも合わせてご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

世界遺産とは

世界遺産とは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、人類共通のかけがえのない宝物と定義されています。

国境を越えて世界中が協力して、過去から現在へ引継ぎ、さらに未来へと伝えていく必要があります。

世界遺産は、自然遺産・文化遺産・複合遺産に区分けされていて、今回は自然遺産についてご紹介します。

自然遺産とは、顕著な普遍的価値のある地形や地質、生態系、絶滅のおそれのある動植物の生息・生育地のことをいいます。

日本では、屋久島、白神山地、知床、小笠原諸島、奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島の5件が自然遺産として登録されています。

屋久島【鹿児島】

日本ではじめて世界遺産に登録されたのは、鹿児島県にある屋久島です。

大隅半島から南に約60㎞に位置し、九州最高峰級の山岳が連なる山中は多くの川が流れ、深い谷を形成しています。

神秘的な森の姿が、国内で唯一「自然美」の項目でも評価されており、ジブリ映画『もののけ姫』の舞台となったことでもしられています。

屋久杉

縄文杉

屋久杉とよばれる樹齢1000年以上の天然スギが多く生育し、中でも「縄文杉」は屋久島のシンボルとされています。

「縄文杉」は、現在確認されている屋久杉で最大で、樹齢は2600年以上!と推測されていますよ。

ウィルソン株

ウィルソン株

縄文杉までの道のりで見ることのできるウィルソン株は、推定樹齢2000年の切り株で、中が空洞になっています。

島津藩政時代に伐採された切り株のあとには、次世代の杉が育つ「切り株更新」の模様を見ることができます。

ハート型の空洞が恋愛成就に効果があると、女性に人気のパワースポットですよ。

白谷雲水峡

屋久島に行くなら、ぜひ訪れてほしい白谷雲水峡は、『もののけ姫』の舞台となった場所と言われています。

「憩いの大岩」や「苔むす森」、「太鼓岩」など見どころがたくさんありますよ。

トレッキングツアーに参加すると、山岳ガイドさんと一緒だと安心で、興味深い話もたくさん聞けるのでおススメです。

初心者向けの短時間コースから、一日じっくりコースなどお好みに合わせて選ぶことができますよ。

深い森でマイナスイオンをたっぷり浴びていると、心まで洗われる気がしますね。

白神山地【青森県・秋田県】

ブナ原生林

青森県と秋田県の県境にまたがり、東アジア最大の原生的なブナ林が広がる白神山地は、屋久島と同じ1993年に自然遺産に登録されました。

約17000haの大きさを占める白神山地のうち、自然遺産に登録されているのは、16,971haで希少価値の高いブナ林が原生しています。

青池

青池

青池は、白神山地の西側に位置する十二湖の一つです。神秘的な姿が美しいですよね。

晴れた日の11時前後に、美しいコバルトブルーの池が見える時間帯となりますが、時間や天候によって変化するので楽しめることができます。

散策の入口となる白神山地ビジターセンターからも近い場所にあるので、トレッキング初心者でも気軽に訪れることができますよ。

ブナ林散策道

ブナ林散策道

散策道では、白神山地の世界遺産区域内のブナ林を気軽に歩けるよう作られています。

整備された散歩道なので、本格的なトレッキングシューズでなく、スニーカーでも安全に楽しむことができますよ。

日本キャニオン

日本キャニオン

十二湖散策道から眺めることのできる日本キャニオンは、浸食崩壊によって白い岩肌が露出した大断崖のことです。

アメリカのグランドキャニオンを彷彿させることから、日本の探検家岸衛氏によって名づけられました。

荒々しい姿から、自然の雄大さと厳しさを感じることができますね。

知床

北海道の北東部に位置し、高い山々や河川、湿原、湖沼などが広がる知床半島は、2005年に自然遺産に登録されました。

いつ訪れても大自然に感動できますが、冬の知床に訪れるのがおすすめです。

厳冬の冬にしか見られない圧巻の景色が目の前にひろがりますよ。

スノーシュー&流氷ウォーク

スノーシュー&流氷ウォークが特におススメです。

ネイチャーガイドさんの案内で、一面が雪に覆われた場所をスノーシューで歩いていきます。新雪を踏みしめながら、雄大な景色を眺めることができますよ。

流氷ウォークは、専用スーツを着て海の上に浮かぶ流氷まで歩いていき、氷点下の海の中に入り浮かぶことができます。

冬の知床でしか体験できない貴重な体験ですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

知床五湖

冬の知床五湖には、ガイドツアーでのみ行くことができます。

氷と雪で覆われた湖面を歩くことができ、厳冬期でしか体験できない散策を楽しむことができますよ。

夏は、クマが出没して散策禁止になることもある知床五湖ですが、冬には冬眠しているので遭遇の心配もありませんね。

キタキツネやエゾシカ、野鳥類などの野生動物にも出会えることができるかもしれませんね。

オシンコシンの滝

約30mの落差があるオシンコシンの滝は「双美の滝」ともよばれ、日本の滝100選にも選ばれています。

水しぶきがかかるほどの迫力のある滝を近くで見ることができますよ。

小笠原諸島

東京都心から南に約1000km離れたところにある、大小30ほどの島々からなる小笠原諸島は、2011年に自然遺産に登録されました。

これまで一度も大陸と陸続きになったことがないため、「東洋のガラパゴス」とも呼ばれています。

島にしか生息していない野生動物や、世界的にも珍しい地形や地質が小笠原諸島にはあふれています。

ダイビング

小笠原諸島では、ダイビングがおすすめです。

ボニンブルーとよばれる混じりけのない濃い青い海がどこまでも続きます。

クジラやイルカ、ウミガメに圧倒的な魚影など、非日常の世界が目の前に広がりますよ。

扇池(南島)

ターコイズブルーの天然プールに白砂のビーチが必見の扇池は、父島から船で20分ほどび南島にあります。

「ドリーネ」というくぼ地や「ラピエ」という鋭い奇岩が多く見られる地質・生物学的にも貴重なエリアです。

ハートロック

海側から見ると赤い岩肌がハート型に見えることからハートロックと呼ばれています。

赤い色は、雨水が表面を洗い流したためといわれていて神秘的な風景ですね。

トレッキングツアーに参加しないと行けない地上200m以上の高さのハートロックから見る眺めは絶景ですよ。

ジニービーチ(父島)

父島の南西部に位置するジニービーチは、船かシーカヤックでしか行くことのできない場所です。

陸路で行くことができないため人が少なく、まるでプライベートビーチのようですよ。

奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島

中琉球の奄美大島・徳之島・沖縄島北部と、南琉球の西表島の4地域が、2021年7月に登録されました。

面積42,698haの陸域には、多くの固有種や絶滅危惧種を含む独特な陸域生物が生息しています。

奄美大島

奄美大島は、鹿児島県と沖縄本島の中間に位置する亜熱帯気候の島です。

アマミブルーとよばれる美しい海や、 国内最大規模の亜熱帯照葉樹林を見ることができます。

天然記念物のアマミノクロウサギなど希少な動植物が多く生息しているので、ナイトサファリツアーに参加するのもおススメでうよ。

徳之島

奄美大島の南に位置する徳之島は、長寿の島としても知られている穏やかな島です。

トクノシマエビネやトクノシマトゲネズミなどの徳之島でしか見ることのできない固有種も多く生息していますよ。

東シナ海に面した海岸では、犬の門蓋インノジョウフタとよばれる隆起サンゴ礁が浸食されてできた奇岩や断崖を見ることができます。

沖縄島北部

やんばる(山原)とよばれる沖縄島北部は、にぎわうビーチリゾートの雰囲気とは一変し、深い森が広がる地域です。

飛べない鳥ヤンバルクイナやリュウキュウアユなどの天然記念物が生息していますよ。

やんばるの森では、キャニオニングツアーがおすすめです。

澄んだ川や、大小いくつもの滝がある森を進み、秘境を目指します。森の中でジップラインも楽しめますよ。

西表島

沖縄本島の南に位置し、八重山諸島で最大の島である西表島は、ほぞ全域が国立公園に指定されています。

島の90%は亜熱帯の自然林で覆われていて、リゾート地というよりも、”森”の雰囲気がしますね。

イリオモテヤマネコが良く知られていますが、イリオモテヌマエビ、ヤエヤマハナダカトンボなどの固有種も多く生育しています。

秘境のジャングルへは、カヌー&SUPツアーがおすすめです。

マングローブ林が両側に広がる川をカヌーとSUPで優雅にクルーズを楽しむことができますよ。

まとめ

日本に5件登録されている世界自然遺産についてご紹介しました。

一度は、自分の目で見てみたいですよね。

比較的行きやすい場所から、なかなか行くことができない場所など様々ですが、気になった場所があれば、ぜひ訪れてみてくださいね。

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