どれだけあるの？日本の国立公園一覧～北海道編～

日本の国立公園は、34ヶ所指定されています。

意外に多い？思ってたよりも少ない？そもそも国立公園って何？

国立公園とは、美しい自然を守り、日本の宝を次の世代につなぐために国が指定した公園のことです。

こんにちは！manaです。

手つかずの自然が残る国立公園を地域別にご紹介する第一弾は、北海道です。

北海道だけで６ヶ所の国立公園があり、北海道の大きさと自然の豊かさを改めて感じさせられますね。

それでは、北海道編をお楽しみください！

北海道の国立公園一覧

利尻礼文サロベツ国立公園

日本最北の国定公園で、利尻島・礼文島の半分や海岸砂丘林とサロベツ原野が指定されています。

標高1,721mの利尻山は利尻富士ともよばれ、国定公園のシンボル的存在となっています。

エゾカンゾウなど高山植物の花畑が広がり、利尻山周辺の低地で見ることができますよ。

知床国立公園

北海道の最北東に位置する知床は、アイヌ語で「地の果て」をあらわす「シリ・エトク」を語源としています。

火山活動や流氷などによって形成された険しく雄大な景観と、野生生物の豊かさが特徴の国立公園です。

知床半島の中央部から知床岬までの周辺海域も含む6万ヘクタールが指定されていて、圧倒的な雄大さを感じさせますね。

北海道の国立公園では唯一、世界自然遺産にも登録されています。

阿寒摩周国立公園

火山活動によってできた阿寒・屈斜路・摩周の３つのカルデラ地形から成る阿寒摩周湖国立公園。

国立公園の約９割が手つかずの未開発地域となっていて、北海道で最も歴史のある国立公園です。

阿寒エリアではオンネトーなどの湖沼の美しい景色や、摩周エリアでは世界有数の透明度を誇る摩周湖と見どころ満載ですよ。

釧路湿原国立公園

日本最大の湿原が広がる釧路湿原国立公園は特別天然記念物のタンチョウなど多くの動植物の貴重な生息地ともなっています。

現在は約40㎞も内陸に入り込んでいる釧路湿原は、約２万年前は海だったと考えられています。

不毛の大地と呼ばれるほど開拓が困難だった湿原地帯ですが、徐々に国際的にも価値が認められていきました。

大雪山国立公園

北海道の中央部に位置し、北海道最高峰の旭岳（2,291m）を中心に、十勝岳連峰、石狩岳連峰などが連なり、「北海道の屋根」と呼ばれる一帯が指定されています。

大雪山固有種をはじめとする高山植物で色鮮やかに彩られ、アイヌの人々に“カムイミンタラ—神々の遊ぶ庭”と称されたほどの美しい景観が広がります。

北海道は気温が低いため、花や紅葉の色が濃く鮮やかで、本州とは違った姿を見せてくれますよ。

支笏洞爺国立公園

北海道の南西部に位置し、支笏湖、洞爺湖の二大カルデラ湖や、羊蹄山、有珠山などの火山を見ることができます。

また現在でも火山活動が多く見られ、まさに『生きた火山の博物館』といえる国立公園です。

札幌や新千歳空港からもアクセスしやすい場所にあるので、北海道では一番なじみのある国立公園だと思います。

洞爺湖畔には温泉街で夏に開催される花火や、支笏湖の氷濤まつりなど観光客にとってうれしいイベントも多く開催されていますよ。

まとめ

日本に34ヶ所ある国立公園のうち、北海道６ヶ所をご紹介しました。

日本中に国立公園があるので、知らないうちに訪れていたこともあるかもしれませんね。

北海道は特に広大なので、「ここも国立公園⁈」と驚くこともあると思います。

「手つかずの大自然」という言葉がとてもピッタリな北海道の国立公園に、ぜひ訪れてみてくださいね！