日本一の酒どころといわれる兵庫県の灘(なだ)に「灘五郷酒所」がオープンしました。
灘五郷酒所には、西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷にある全26酒造のお酒を飲み比べすることができます。
こんにちは!manaです。
今回は、2022年4月29日にオープンした灘五郷酒所と灘五郷についてご紹介します。
美味しいお酒を嗜みに、お気に入りの日本酒を見つけに出かけましょう!
灘五郷酒所
灘五郷の日本酒と「旬、地元、相性、発酵」をテーマにした食が楽しめる飲食店です。
灘五郷の一つである剣菱酒造の酒蔵を改装した店内は、神社をモチーフにしています。
境内の役割を担う店内の奥には、神が宿る領域として酒タンクと御鏡を設置しています。
天井からずらりと掲げられているフラッグには、八百万の神々や伝統行事などが描かれていますよ。
全26酒造の日本酒を揃え、定番酒はもちろん、季節のおすすめや希少な日本酒などがラインナップされています。
入口で金券を購入して、お酒と料理を注文することができます。
地元の新鮮素材を生かしつつ、ひと手間加えたメニューで、お酒の味がより引き立つ料理を楽しめますよ。
名称:灘五郷酒所(金土日祝12:00~22:00)
住所:兵庫県神戸市東灘区御影本町3‐11‐2
URL:https://nadagogo.com/
灘五郷とは
灘五郷とは、西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷のことで、日本を代表する酒どころとして知られています。
酒造りの歴史も古く、室町時代には酒造が始まっていたと記録が残されています。
江戸後期には、江戸の酒の需要の8割を供給していたと言われるほど人気がありました。
良質な日本酒が作られ、日本一の酒どころとして発展した理由は、いくつかありました。
- 優れた醸造技術
- 良質な宮水が湧き出る
- 六甲山系の急流を利用した水車を用いて、精米の質と量が向上
- 原料米の集散地である大阪や兵庫に近い
- 舟を活用した輸送に便利な立地
日本酒造りに欠かせない「水、米、風」に恵まれた土地で、全国から日本酒ファンが集まる酒どころに発展してきました。
現在、灘五郷酒造組合には26社の酒造メーカーと1社のみりんメーカーが参画しています。
代表的な酒造とおすすめの日本酒をご紹介します。
今津郷
- 大関(ワンカップ大関、金冠、銀冠)
- 今津酒造(扇正宗)
今津郷を代表する大関(株)は、バランスの良い飲みやすいワンカップ大関が有名ですよね。
なかでも、日本一の酒造米「山田錦」を100%使用した「十段仕込み」がおすすめです。
大人の極上スイーツとも呼ばれ、上質で芳醇な香りと蜂蜜のようなトロッとした濃厚なコクと甘みが特徴ですよ。
西宮郷
5郷の中で最も酒造が多い西宮郷からは、日本盛の純米大吟醸生酒をセレクトしました。
ふくよかな味わいと鮮度あふれるフルーティーな吟醸香が特徴で、冷酒で飲むのがおススメですよ。
辛口が多い灘の日本酒の中では珍しい甘口の日本酒です。
魚崎郷
発売から10周年のスパークリング清酒の澪は、宝酒造の人気商品です。
初めて澪を口にした時の衝撃は今も忘れられません。
低アルコールで飲みやすく、フルーティーな風味、さわやかなスパークリングが気持ちの良いお酒です。
日本酒が苦手な方や女性に特におすすめですよ。
西郷
沢の鶴の100人のきき酒師によって作られた渾身の一杯をご紹介します。
100人の知識と経験が凝縮され、こだわり抜いて作られたお酒が美味しくないわけないですよね。
御影郷
名の知れた酒造が多い御影郷からは、菊正宗が手掛ける化粧品をご紹介します。
日本酒が苦手な方でも使うことができますよ。
基礎化粧品がなかった時代には、日本酒を使って肌を整えていたことからヒントを得て生み出されました。
母の日のプレゼントとしてもおすすめですよ。
まとめ
4月29日にオープンした灘五郷酒所には、全26蔵の日本酒がラインナップされています。
美味しい料理に舌鼓を打ちながら、日本酒を飲み比べなんて最高の休日ですよね。
ぜひ灘五郷酒所でお気に入りの日本酒を見つけてみてくださいね。
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