【京都御所】一度行ってみて!見どころ15選

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794年に平安京に遷都してから、明治維新まで天皇がお住まいになっていた京都御所。

歴史ある建物に、雅な庭園などスケールの違いに圧倒されます。

こんにちは!manaです。

以前は、予約をしないと入ることができなかった京都御所も、現在は自由に見学することができます。

ツアコン時代も、京都にいつでも行ける距離に住んでいながらも訪れたことがなかった京都御所に行ってきました。

目に入るものすべてが感動の連続で、季節を変えて何度でも行ってみたいと思うほどでした。

京都に訪れる機会があるなら、ぜひ訪れてみてくださいね。

京都御所

京都御所は、1331年の光源天皇の即位から1869年に明治天皇が東京に移られるまでの天皇のお住まいでした。

平安京遷都当初は、現在の場所よりも西側にあり、朱雀大路(現在の千本通り)を境に左京と右京に分かれていました。

大小の道で碁盤の目のように区画され、現在の京都市内の街並みにつながっています。

幾度の火災の度に再建され、現在の建物の多くは1885年に再建されたものとなっています。

名称:京都御所
住所:京都市上京区京都御苑3
URL:https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/kyoto.html

アクセス

  • 京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅より徒歩8分
  • 京都市バス「烏丸今出川」停留所より徒歩8分
  • 中立売駐車場:乗用車3時間まで800円(以後1時間毎100円)

京都御苑の北側に位置する京都御所へは、最寄り駅やバス停から少し歩きます。

京都御苑は、約91ヘクタールもある広大な国民公園で、砂利道になっているので歩きやすい靴でお出かけくださいね。

私は、レンタサイクルで御苑内を移動し、京都御所のすぐ近くにある駐輪場に停めました。

レンタサイクルは、京都市内観光にとてもおススメの移動手段ですよ。

清所門(せいしょもん)

京都御所は、築地塀に囲まれた南北約450m、東西約250mで、約11万㎡の敷地面積を誇ります。

東西南北に6ヶ所の門があり、西側の清所門から入場します。

入場無料で予約なしで入ることができ、入口で検温と手荷物チェックを受けます。

京都御所内は日差しを遮るものがないので、帽子や日傘などの紫外線対策と水分を準備しておくといいですね。

清所門から入ると、参観者休所があり自動販売機で飲み物を買うこともできますよ。

また、公式アプリをダウンロードすると、位置情報を利用して、順路に合わせた音声案内が流れてきます。

京都御所の他にも、皇居一般参観、皇居東御苑、Imperial Palaceなどでも利用できます。

宮内庁参観音声ガイドアプリについて - 宮内庁

まずは、京都御所の配置図をご覧いただき、全体像をイメージしてみてくださいね。

宜秋門(ぎしゅうもん)

順路に沿って進むとまず初めに見てくるのが、清所門の南に位置する宜秋門です。

宜秋門は、正式な御用で参内した公家や将軍のお使いなどが出入りした門で、公家門とも呼ばれています。

御車寄(おくるまよせ)

宜秋門のそばには、御車寄があります。

儀式や天皇との対面のため使用した玄関で、公卿や殿上人などの限られた高位の貴族のみが使用することができました。

諸大夫の間(しょだいふのま)

左側の建物が諸大夫の間で、正式な御用で参内した公家や、将軍家の使者の控えの間として使われていました。

「桜の間」「鶴の間」「虎の間」と建物に向かって右に行くほど、身分の高い方が使用していました。

建礼門(けんれいもん)

京都御所の南にある正門で、かつては即位の礼など重要な儀式のときに開かれました。

現在は、天皇陛下及び国費hhが来られた際にのみ使用される格式高い門となっています。

紫宸殿(ししんでん)

京都御所で最も格式の高い正殿で、1855年に平安時代の建築様式で再建されました。

1864年の「五箇条の御誓文」発布の舞台となり、明治、大正、昭和の天皇の即位の礼が執り行われました。

内部には、「高御座」と「御帳台」が置かれていて、今上陛下の即位の礼では東京の皇居宮殿にて使用されました。

紫宸殿の裏側

建春門(けんしゅんもん)

紫宸殿の東側にある優美な建春門は、日の御門とも呼ばれています。

近代では皇后、皇太子、皇太子妃がお使いになる門とされています。

春興殿(しゅんこうでん)

大正天皇の即位の礼の際、皇居から神鏡を一時的に奉安するために建てられ、昭和天皇の即位の礼でも使用されました。

内部は外陣、内陣、神鏡を奉安する内々陣に分かれています。

清涼殿(せいりょうでん)

平安時代中期から天皇の日常のお住まいとされた誤伝で、政事・祭事などの重要な儀式も行われました。

中央の畳を敷いた部分が「昼御座」といい、天皇の日常の御座です。

小御所(こごしょ)

鎌倉時代以降建てられるようになった御殿で、江戸時代は将軍や大名などの武家との対面や儀式の場として使用されました。

明治維新の際に、将軍に対する処置を定めた「小御所会議」の舞台としても知られています。

現在の建物は、1958年に再建されたものとなっています。

御池庭(おいけにわ)

池を中心とした回遊式庭園で、右手には「欅橋」が架かっています。

前面は州浜で、その中に舟着への飛び石を置いています。

御学問所(おがくもんじょ)

1613年に清涼殿から独立した誤伝で、御読書始や和歌の会などが行われました。

1867年には、明治天皇が親王・諸臣を引見し、「王政復古の大号令」を発せられた場所でもあります。

蹴鞠の庭(けまりのにわ)

小御所と御学問所の中庭は、蹴鞠の庭と呼ばれています。

実際に、天皇ご覧のもとで蹴鞠が行われたこともあります。

御常御殿(おつねごてん)

清涼殿内に設けられていた御常所が、1590年に独立した建物となりました。

天皇のお住まいであるとともに、儀式や対面の場としても使われました。

内部は、神器を納める剣璽けんじの間や、天皇の寝室の御寝の間な15の部屋があります。

御内庭(ごないてい)

御常御殿の正面に広がる優雅な御庭で、屈折した遣り水を流して、所々に土橋や石橋を架け、灯籠や庭石を配しています。

京都の地形に合わせて東向きに配置され、東山の峰々を望むことができます。

さらには、風通しも良く造られていて、夏は涼しく快適に過ごせるようになっています。

御台所跡(おだいどころあと)

この場所には、御台所などたくさんの建物や渡り廊下がありました。

第二次世界大戦末期の1945年に、空襲による延焼防止のため取り壊されました。

現在は、多くの木々が植えられて季節の花々が彩りを沿えています。

御台所跡から門を出ると、入場してきた清所門のすぐそばに戻ってきます。

見学できたのは、広大な京都御所の敷地内の半分ほどのエリアですが、スケールの大きさに圧倒されました。

まとめ

今回は、一般公開されている京都御所をご紹介しましたが、いかがでしたか。

言葉や写真では表し切れない感動と荘厳な雰囲気は、訪れた人だけが味わうことができますよ。

季節を変えて、様々な表情を見てみたいと感じました。

ぜひ、一度は訪れてみてくださいね。

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