新年明けましておめでとうございます。
初詣に出かける機会が増えますが、正しい参拝方法が分からないという方も多いと思います。
こんにちは!manaです。
2022年も皆さんのお役に立てる情報をお届けできるようにがんばりたいと思います。
新年一発目は、神社での参拝方法や由縁についてご紹介します。
毎年、地元の氏神さまにご挨拶を兼ねて参拝したり、有名な寺社仏閣に訪れる方もいると思います。
正しい参拝方法を身に付けて、清々しく一年を始めたいですね。
神社の参拝方法
鳥居の前で一礼
鳥居には、自分たちがいる世界と神域との結界と言われています。
「お邪魔します」という気持ちを込めて、一礼してから鳥居をくぐりましょう。
帰るときは、鳥居を出てから社殿の方に向き直って、一礼をすると良いと思います。
初詣の時期は多くの参拝者がいるため、通行の妨げにならないような場所で一礼するといいですね。
また、参道は「神さまの通り道」と言われているので、中央ではなく端を歩くようにしましょう。
手水舎で清める
本殿や拝殿に向かう前に、手水舎で心身を清めます。
手水を取る手順は次の通りとなります。
- 右手で柄杓を持ち、左手から清める。
- 左手に柄杓を持ち替えて、右手を清める。
- 再度、右手に柄杓を持ち替えて、左手に水をためて、口をすすぐ。
- 柄杓を縦に持ち、柄の部分に水を流す。
最近は、コロナ禍で手水舎の水を止めている神社が多いので、その場合は、気持ちだけでも清めてから、参拝に向かいたいですね。
賽銭の入れ方
初詣は、多くの方が列になって順番を待っていることが多いと思います。
静かに並びながら、参拝の準備をしておきましょう。
マフラーや帽子・手袋は外しておき、財布からお賽銭を出しておくと、スムーズに参拝できますね。
順番が回ってきたら、賽銭箱にそっと置くようにお賽銭を入れます。
お賽銭は投げ入れたり、大きな音を立てて入れるのは、神さまに対して失礼にあたります。
人が多くて賽銭箱が多い場合も、できるだけ近くまで進んでから入れるようにしてくださいね。
賽銭の金額の決め方
お賽銭の金額に決まりはなく、それぞれの気持ちですが、語呂合わせや意味合いで決める方も多いです。
主な意味合いは、次の通りです。
- 穴の開いた硬貨=神さまからの見通しが良い
- 5円=ご縁がありますように
- 10円(5円2枚)=重ね重ねご縁がありますように
- 15円=十分なご縁がありますように
- 25円=二重にご縁がありますように
10円(10円1枚)は、「縁が遠のく」とされ、避けた方が良いと言われています。
穴の開いた硬貨がない場合は、10円と1円を組み合わせると良いですよ。
割り切れない数字は、「縁が切れない」という意味でも、縁起が良いとも言われています。
二礼二拍手一礼
神さまへの参拝は、二礼二拍手一礼が正式な参拝方法とされています。
まずは、神さまへの敬意を込めて、深く二回お辞儀をします。
次に、二回手を打ちますが、少し手をずらして打つようにしましょう。
右手を少し引いて打つことで、神さまへの敬意を表すとされています。
二拍手の後に、神さまへのお願いを心の中で唱えます。
二礼二拍手一礼に意識を集中しすぎると、お願いするのを忘れてしまうのでお気をつけくださいね。
最後に深く一礼をして、参拝は終了です。
二礼四拍手一礼
神社での参拝は、二礼二拍手一礼が一般的ですが、一部例外もあります。
島根県の出雲大社、大分県の宇佐神宮、新潟県の弥彦神社、佐賀県の祐徳稲荷神社は二礼四拍手一礼が正式な参拝方法とされています。
その歴史は、国譲りの神話にまでさかのぼります。
出雲の国を治めていた大国主命は、天照大御神の御子に国を譲ることを決めた際、出雲大社の建立と目に見えない縁を結ぶ神事を条件として求めました。
出雲大社が縁結びの神さまとなった由縁です。
国を譲った大国主命をご祭神としている出雲大社は、天照大御神をご祭神としている伊勢神宮とは異なる参拝方法となったと言われています。
余談ですが、神無月と言われる10月は、出雲では神在月と呼ばれています。
全国のやおろずの神々が、会議を開くために出雲に集まります。
神さまがいない場所は「神無月」、神さまが集まる出雲は「神在月」と言われているのが粋ですよね。
まとめ
今回は、初詣の正しい参拝方法をご紹介しました。
毎年初詣に行っているけど、何となく参拝していたなという方にお役に立てれば嬉しいです。
参拝の仕方を身に付けて、神さまを敬う気持ちを持って参拝すれば、身も心も清々しい気分になると思いますよ。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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