2024年の大河ドラマは、紫式部を主人公とした「光る君へ」。
源氏物語の作者である紫式部ゆかりの地、石山寺についてご紹介します。
こんにちは!manaです。
2024年の大河ドラマは、雅できらびやかな平安時代に女流作家をテーマにしています。
1,000年以上前の時代をどのように描かれるのかとても楽しみですね。
今回は、紫式部と源氏物語を起草した石山寺についてご紹介するので、気になった方はぜひ訪れてみてくださいね。
紫式部
紫式部は、歌人である下級貴族の藤原為時の娘として生まれました。
正確な生没年は分かりませんが、平安時代中期に活躍した作家、歌人です。
当時、実験を握っていた藤原道長の娘である中宮(彰子)に仕え、54帖にもなる「源氏物語」と宮中日記「紫式部日誌」を完成させました。
また、和歌集「紫式部集」や百人一首にも収められるなど、歌人としても才を発揮していました。
宮中では文学が流行していて、女流作家の紫式部は厚遇され、周囲から物語の続きを待ち望まれながら執筆していたそうです。
「源氏物語」には、主人公の光源氏を通じて、平安時代の貴族社会や恋愛、権力闘争などが描かれています。
光源氏のモデルは藤原道長と言われていて、紫式部は道長の妾であったという説もあります。
紫式部と藤原道長の関係について、大河ドラマではどのように描かれるのかも注目ですね。
石山寺
石山寺は、聖武天皇の勅願により747年に開かれた由緒ある寺院で、西国巡礼十三番札所でもあります。
本堂は、滋賀県最古の木造建築で、内部は平安中期に建てられたと言われています。
紫式部が源氏物語を起草したところと伝えられ、文学のお寺としても知られています。
石山寺の名の由来となった奇岩が境内の至る所に見られ、天然記念物に指定されています。
名称:石山寺
住所:滋賀県大津市石山寺1‐1‐1
URL:https://www.ishiyamadera.or.jp/
アクセス
JR石山寺駅からバスで10分、京阪石山寺駅から徒歩10分で行くことができます。
車では名神高速瀬田西ICから10分、京滋バイパス石山ICから10分と、電車でも車でもアクセスが良い場所にあります。
石山寺門前にはふなずしや瀬田しじみ、近江牛などの食事処、お土産ショップなど約20店舗が立ち並んでいます。
境内
東大門
瀬田川に面した東大門は、淀殿によって修復され、仁王像は鎌倉時代を代表する運慶・湛慶によるものと言われています。
参道にはソメイヨシノやヤマザクラが植えられ、桜の名所としても知られています。
まっすぐに伸びた参道がとても気持ちがよいですね。
くぐり岩と呼ばれるパワースポットがあり、くぐると願いが叶うと言われています。
入口は大人でもかがむと通ることができますが、出口付近は座りこまないほどの高さしかありません。
硅灰石
大坂を登ると正面に見えてくるのが、石山寺の名の由来となっている硅灰石です。
通常は、石灰岩が変成して大理石になる石ですが、硅灰石となるのは大変珍しく天然記念物に指定されています。
本堂
国宝に指定されている本堂で、如意輪観世音菩薩で秘仏となっていて、33年に一度ご開帳されます。
安産・福徳・縁結び・厄除けにご利益のある霊験あらたかな観音さまとして信仰を集めています。
源氏の間
本堂のすぐ横に「源氏の間」と呼ばれる部屋があります。
紫式部が源氏物語を起草した場所で、元は天皇や皇族などの身分の高い人々が使用する部屋でした。
当時、皇后の女房であった紫式部は特別待遇でこの部屋を使用していましたが、いかに新しい物語を書く役割が重要だったかということが分かりますね。
多宝塔
源頼朝が建立したと伝わる多宝塔は国宝に指定され、大日如来が祀られています。
二層のバランスや屋根の曲線などが、日本最美の多宝塔ともいわれています。
月見亭
月見亭からは、琵琶湖や湖東方面を眺めることができる場所となっています。
紫式部は、琵琶湖に写る月を見て、須磨の巻の冒頭「こよいは十五夜なりと思し出でて」と書き始めたと言われています。
2022年9月10日(土)、11日(日)には秋月祭が予定されていて、21時まで夜間拝観が可能です。
「源氏物語」起草のきっかけとなった名月をこの目で見てみたいですね。
まとめ
2024年の大河ドラマ「光る君へ」は、平安時代に活躍した女流作家 紫式部が主人公です。
今回は、紫式部と「源氏物語」起草の地として知られる石山寺についてご紹介しました。
広い境内には、紫式部を感じられるスポットも多く、平安時代に思いを馳せることができます。
ぜひ、訪れてみてくださいね。
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