【新5,000円札】津田梅子のゆかりの地~アメリカ編~

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2024年から発行される新5,000円札には、6歳でアメリカに留学した津田梅子の肖像が使用されますね。

先日、広瀬すず主演ドラマ「津田梅子~お札になった留学生~」でも取り上げられた注目の女性です。

こんにちは!manaです。

津田梅子という人物が5,000円札になるのは知っているけど、何をした人なのか分からない方も多いですよね。

今回は、津田梅子の生涯のご紹介と、6歳から17歳まで留学していたアメリカ・ワシントンD.C.のゆかりの地をめぐります。

日本の女性の意識改革と地位向上を目指した津田梅子が過ごした街を見ていきましょう。

津田梅子の生涯

津田梅子年表
  • 1864年
    誕生

    津田仙・初子の次女として、現在の新宿区に生まれる

  • 1871年
    アメリカ留学

    岩倉使節団に随行して、満6歳で渡米

  • ワシントンD.C.で留学生活

    ランマン夫妻の下でアメリカ教育を受ける

  • 1882年
    日本へ帰国

    日米の文化の違いや、女性の立場の低さに困惑

  • 1885年
    華族女学校で英語教師となる
  • 1889年
    ブリンマー大学へ留学

    アメリカへ再留学し、生物学を専攻

  • 1892年
    日本へ帰国

    複数の女学校で英語教師を務める

  • 1900年
    女子英学塾を開校

    身分の差のない女子教育を始める

  • 1905年
    日本YWCA創立

    会長として婦人運動に取り組む

  • 1919年
    塾長を辞任

    健康を損ね、長期闘病生活に入る

  • 1929年
    死去

    鎌倉の別荘で脳出血のため、64歳で死去

  • 1948年
    津田塾大学開校

    女子英学塾→津田英学塾と名を変え、現在の津田塾大学となる

日本人女性初・最年少でアメリカへ留学した津田梅子は、ワシントンD.C.のジョージタウンで11年間の留学生活を送ります。

日本の女子教育のために、優れた指導者の育成を目的として梅子を含む5人の女子留学生がアメリカに渡りました。

当初はワシントンD.C.で共同生活を送っていましたが、のちにジョージタウンのランマン夫妻の下で留学生活を過ごしました。

帰国後は、アメリカと日本の文化や風習や、日本語を忘れてしまっていたため困惑していました。

さらに、日本の女性の立場の低さ、意識の低さに愕然とし、憤りを感じていました。

留学前に約束されていた教師の職も反故にされながらも、梅子は女性の活躍の場を求め地道に活動していました。

ドラマ「津田梅子~お札になった留学生~」では、帰国後の梅子の葛藤が巧みに描かれていましたね。

梅子は25歳で再度アメリカに留学し、ブリンマー大学で生物学を専攻し論文を執筆しました。

再帰国後は、華族女学校、女子高等師範学校、明治女学院などで教鞭を取り、女子教育に貢献しました。

父や友人らの助力を受け、身分差のない女子教育を目指して「女子英学塾」を創立しました。

その後も、女子教育や女性の立場向上などの婦人運動に精力的に取り組みましたが、体調を崩し鎌倉の別荘で長期療養生活に入ります。

日本の結婚における女性の立場の低さに辟易していた梅子は、生涯独身を貫き、64歳で脳出血のため死去しました。

その後、女子英学塾は名を変えながら発展を続け、津田塾大学となった今でも、建学の精神は受け継がれています。

ジョージタウン

津田梅子が6歳から17歳までを過ごしたジョージタウンは、現在のワシントンD.C.にあります。

留学当時のジョージタウンは、ワシントンD.C.に吸収される前の独立した街でした。

現在も、イギリス植民地時代の名残を残すヨーロッパ調の建物が並ぶ素敵な街ですよ。

ジョージタウンのあるアメリカの首都ワシントンD.C.の見どころをご紹介します。

ワシントンD.C.

ホワイトハウス

ワシントンD.C.といえば、ホワイトハウスですよね。

言わずと知れたアメリカ合衆国の歴代大統領の公邸で、執務を行う官邸でもあります。

ホワイトハウスのある「ペンシルベニア通り1600番地(1600 Pennsylvania Avenue)」はアメリカで最も有名な住所と言われていますよ。

名称:The White House
住所:1600 Pennsylvania Ave NW Washington, DC 20500
URL:https://www.whitehouse.gov/

アメリカ合衆国議会議事堂

アメリカの国会議事堂で、ワシントンD.C.の住所の起点ともなる場所です。

ドームを中央に、正面右手(南側)が下院の棟で、左手(北側)が上院の棟となっています。

名称:U.S. Capitol
住所:First St SE, Washington, DC 20004
URL:https://www.visitthecapitol.gov/

リンカーン記念館

アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンを記念して建立されました。

内部にはリンカーン大統領の坐像が有名ですよね。

奴隷解放に導いた偉大な大統領の功績を見ることができますよ。

名称:Lincoln Memorial
住所: 2 Lincoln Memorial Cir NW, Washington, DC 20002 
URL:https://www.nps.gov/linc/index.htm/index.htm

ワシントン記念塔

ワシントン記念塔は、ナショナル・モールの中心にそびえ立つオベリスクで、街のシンボルとなっています。

「アメリカ建国の父」ジョージ・ワシントンの名誉ある功績を称えて建造されました。

名称:Washington Monument
住所:2 15th St NW, Washington, DC 20024
URL:https://www.nps.gov/wamo/index.htm

ブリンマー大学

ブリンマー大学は、津田梅子が2度目の留学時に生物学を学んだ名門の女子大学です。

ブリンマー大学のキャンパスは、アメリカ合衆国で最も美しい大学キャンパスの1つとして挙げられる歴史ある建物です。

女子教育に熱心な大学の校風は、梅子の情熱につながるものがありますね。

名称:brynmawr college
住所:101 N Merion Ave, Bryn Mawr, PA 19010
URL:https://www.brynmawr.edu/

まとめ

新5,000円札の肖像となる津田梅子の生涯と、留学先ワシントンD.C.のゆかりの地をご紹介しました。

6歳で親元を離れ留学し、日本の女子教育に一生をささげた女性。

自分の意思を自分の言葉で伝え、自分の力で稼ぎ自立するという考え方は、現代女性にも求められています。

ワシントンD.C.を訪れて、津田梅子の考え方や生活に触れてみるのも良いですね。

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