【日本の方言】どんな意味か答えられる?方言一覧16選~西日本編~

国内旅行

「これって日本語?」と思うくらい、地方にごとに言葉が違っていますよね。

日本各地でよく使われている方言一覧を西日本を中心にご紹介します。

こんにちは!manaです。

旅行に行くと、その土地の人たちが話している方言が分からないことありますよね。

同じ日本語なのに不思議な感じがしますが、意味を知ると親しみがより湧いてきます。

今回は、地方ごとにまとめて日本各地の方言をご紹介するので、どんな意味か一緒に考えてみましょう。

前回のブログで、東日本編をご紹介していているので、読んでみてくださいね。

【日本の方言】どんな意味か答えられる?方言一覧12選~東日本編~
「これって日本語?」と思うくらい、地方にごとに言葉が違っていますよね。日本各地でよく使われている方言一覧を東日本を中心にご紹介します。どんな意味か一緒に考えてみてくださいね。

近畿地方

近畿地方の方言は、標準語に次いで知られている方言ではありますが、独特のイントネーションが特徴です。

そんなん、びゃーっとしたらええやん(大阪)

大阪弁に多いのが、擬音語です。擬音語ばかりで会話して、はたから聞いていると何を話しているか分からないことが多いですが、当人同士は理解できています。

私も大阪在住なので、無意識に擬音語を使っていることが良くあります(笑)

「そんなん」、あれこれそれを表す代名詞で、「びゃーっ」とは「素早く」「迅速に」という意味です。せっかちな大阪人を表す擬音語ですね。

標準語に直すと、「そんなのは、素早くやってしまったらいいじゃないか」という意味になります。

こないだ、かんにんぇ(京都)

同じ関西弁でも京都ことばは、イントネーションや言い回しが異なり、物腰がやわらかい雰囲気ですね。

「こないだ」は、「このあいだ」の意味で、「かんにんぇ」は「すみません」と謝るときに使います。

チャウチャウちゃうんちゃう?(大阪)

大阪弁を説明するときによく使われる「ちゃう」が4回続いている不思議なフレーズです。

「ちゃう」とは「違う」の意味で、肯定分にも疑問文にもイントネーションを変えて使います。

つまり、「チャウチャウ(犬)とは違うんじゃない?」という意味になります。

なっとな?(三重)

関西地方と東海地方に近い三重の方言は、関西弁に似たイントネーションにやわらかい雰囲気が特徴です。

語尾に「な」をつけることが多く、「なっとな?」は「どうしたの?」という意味です。

いっこんこん(兵庫)

兵庫県の南西部にある播州で使われている方言で、関西弁と中国弁が混ざり合っている言葉もあります。

「いっこんこん」とは、「親友」や「一番仲良し」という意味になります。

中国地方

えっとごしなれ(鳥取)

「えっと」は、鳥取や島根、広島で使われている方言で、「たくさん」「いっぱい」という意味です。

「ごしなれ」は、「ください」「~してください」という方言で、合わせると「たくさんください」という表現になります。

じゃけぇ、いうたじゃろ(広島)

広島弁でよく使われる「じゃけぇ」は、「だから」という意味で、後ろに文章が続くことが多いです。

「じゃけん」や「じゃろ」は、語尾につく方言で、「~だ」や「~でしょ」という断定的な意味合いで使われますよ。

つまり「だから、言ったでしょ」という表現になりますね。

だんだん(島根)

出雲地方を中心とする島根の方言で、「ありがとう」の意味を表す方言です。

「だんだん」とは、「重ね重ね」「いろいろ」という意味で、元は「だんだんありがとう」と使われていました。

徐々に省略されて「だんだん」とだけ言われるようになりました。

個人的にすごく好きな方言で、響きがかわいらしいですよね。

ぼっけー、かわいいのー(岡山)

「ぼっけー」とは、岡山の方言で「とても」「すごく」で「very」の意味合いになります。

「のー」は語尾につける方言で、他にも「じゃ」や「けん」「けぇ」などもよく使われていますよ。

四国地方

かいさまじゃが(愛媛)

「かいさま」とは、「逆さま」「裏がえし」という意味を表しています。

「じゃが」は、「~だ」「~だよ」という断定的な意味合いで使われています。

愛媛県は、瀬戸内海をはさんで広島県とも近いので、四国4県の中でも中国地方の方言の影響を受けていますよ。

いごっそうちゅうがやき(高知)

「いごっそう(異骨相)」は、「頑固」や「酒豪」などの意味を表す土佐の方言です。

津軽の「じょっぱり」、肥後の「もっこす」と並び、日本三大頑固の一つに数えられています。

「やき」は、土佐弁で語尾や接続詞として使われていて、「~だよ」「だから」の意味を持ちます。

九州地方

なんばしよっと(福岡)

博多を中心に使われている方言で、全国的にも知られているフレーズですよね。

「何してるの」という意味で、語尾を上げれば疑問形に、語尾を下げると怒っているように聞こえます。

聞こえや雰囲気がかわいいとして人気の高い方言ですよ。

たんかごつばかり言いよっかー(宮崎)

「たんかごつ」というのは、「嘘」という意味ですが語源ははっきりしません。

2文字の「うそ」を使わず、5文字の「たんかごつ」で表現するのが、方言の興味深いところですね。

むしゃんよかねー(熊本)

「むしゃんよかねー」は、熊本を代表する方言で「かっこいいね」という意味を表します。

「むしゃん」は「武士」、「よか」は「良い」の意味で、「武士のさまが良い」「武者ぶりが良い」から「かっこいい」となったと言われています。

語源からも「むしゃんよか」ですね。

おまんさが、すっじゃー(鹿児島)

「あなたが好きです」を表す鹿児島ことばです。

文字の並びからもイメージしやすい言葉で、音の響きもかわいらしいですよね。

沖縄県

なんくるないさー

島ことばと呼ばれる沖縄の方言でもよく知られた「なんくるないさー」は、「何とかなるさ」という意味で捉えている方も多いのではないでしょうか。

単に楽観的な「何とかなるさ」という意味でとどまらず、「正しい行いをしていれば、いつか報われて良い日がやってくるよ」の意味を表します。

沖縄の人と話をすると、「なんくるないさー」と言われることもありますが、本来の意味を理解して受け取りたいですね。

まとめ

今回は、西日本の方言についてご紹介しましたが、いかがでしたか。

お住まいの地域で使われている(いた)方言が出てきたのではないでしょうか。

私は大阪在住で西日本の言葉になじみがあるのですが、西日本編のご紹介の方が難しいと感じました。

なじみのある分、深く意味合いを考えたからだと思います。

普段使っている言葉や、旅先で聞いたことのある言葉も、自分が理解している以上に深いものですね。

みなさんも気になった方言について調べてみたり、覚えて旅先で使ってみるのもいいですね!

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