添乗員になるには、資格が必要なの?
どんな資格?どうやって取ればいい?
こんにちは!manaです。
元ツアコンの経験をもとに、添乗員に興味のある方に向けてお届けする【元ツアコンが語る!】シリーズ。
今回は、添乗員に必要な資格と取得の方法をご紹介します。
真面目に研修を受講すれば、決して難しい資格ではありませんので、安心してくださいね。
旅程管理主任者とは
添乗員になるには旅程管理主任者資格が必要となります。
旅程管理主任者資格とは、国内旅程管理主任者と総合旅程管理主任者の2種類があります。
国内旅程管理主任者は、国内旅行のみ添乗することができ、総合旅程管理主任者は、海外添乗もできる資格です。
資格取得の流れは、次の通りです。
- e-ラーニングで基礎添乗業務研修の事前学習を受講
- 国内旅程管理主任者は2日、総合旅程管理主任者は3日間の研修を受講
- 研修受講後に、修了テストを受験
- 研修受講前後1年以内に1回以上、研修後3年以内に2回以上の実務経験
総合旅程管理主任者の取得のためには、海外添乗の実務経験が必要となります。
実務経験は、資格保持者の主任添乗員の指示の下、補助添乗員として実際の添乗業務を行います。
または、主任添乗員が引率する実務研修に参加することでも実務経験とみなされますよ。
資格取得の方法
添乗員として仕事をするには、添乗員派遣会社に登録します。
派遣会社によっては、研修を主催している会社もあります。
大手の派遣会社は、座学研修だけでなく、実務研修も自社で主催していることもありますよ。
会社が主催していない場合は、TCSAなどの添乗員協会が主催する研修に申し込みます。
登録した派遣会社の指示通りに受講するといいと思いますよ。
資格を取得しないと、添乗業務ができないので、派遣会社もきちんと手配してくれるので安心してくださいね。
また、国内か総合か迷っている方は、絶対に総合旅程管理主任者をおススメします。
研修も1日しか変わらず、内容も、旅行会話レベルの英語や世界地理などで、難しくありません。
海外添乗に興味はなくても、とりあえず持っていれば、添乗の幅が広がりますよ。
資格取得は難しい?
研修や修了テストは、難しくないので安心してくださいね。
真面目に2日、3日の座学研修を受講すれば、修了テストは合格します。
旅程管理に関する基礎的なことを学習するので、難しい問題は出てきません。
研修で使用するテキストには、バス車内でのあいさつ例などが載っているので、実際の添乗時に役に立ちますよ。
最初は、お客さんの前で挨拶するのは緊張すると思うので、例文を暗記して利用するといいですよ。
慣れてくると、自分なりの挨拶文ができるようになります。
実務研修は、実際に補助添乗員として、お客さんの前に立つことになります。
主任添乗員の動きを見ながら、添乗員の業務を経験することができます。
資格を取得すると、一人で添乗することが圧倒的に多いので、先輩添乗員の動きを見られる機会は貴重ですよ。
大手の派遣会社は、自社で研修旅行を主催し、実務研修する場合もあります。
実務研修を修了すると、晴れて主任添乗員になることができます。
旅程管理主任者証は、添乗中は常に携帯しなければなりません。
私は、表面に会社の名札、裏面に資格証を首からぶら下げて添乗していました。
まとめ
添乗員になるには、旅程管理主任者資格が必須です。
海外添乗もできる総合旅程管理主任者資格の取得をおススメします。
資格を取得するには、e-ラーニング→3日間の座学研修→修了テスト→実務研修の受講が必要になります。
登録している派遣会社の指示に従い、研修を受講しましょう。
無事に取得できれば、晴れて一人前の添乗員です。
お客さんの安全を最優先に、楽しい旅のお手伝いができる添乗員を目指して、日々精進です。
添乗員に興味のある方の参考になっていれば嬉しいです。
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