冬のヨーロッパは寒いイメージがありませんか。
雪も降る地域も多く、日本の冬とは違う寒さがありますよね。
寒い冬のヨーロッパを快適に過ごすために、ホテルでよく見かける暖房器具の使い方をご紹介します。
こんにちは!manaです。
クリスマスシーズンや年末年始にヨーロッパに行きたいと思われる方も多いと思います。
今シーズンは難しいけど、来シーズンのクリスマスシーズンにはヨーロッパに行けることを期待して、冬のホテルでの過ごし方についてご紹介します。
最近は日本でも普及してきたので、家庭で使うメリット・デメリットも合わせてご紹介しますね。
冬のヨーロッパ
ヨーロッパの冬は寒いです。
もちろん、ヨーロッパといってもとても広いので、暖かい場所もあります。
地中海性気候のスペインアンダルシア地方・南イタリア・ポルトガル南部などは、避寒地として人気のエリアです。
ただ、緯度が上がるほど、どんどん寒くなっていきますよね。
冬のヨーロッパは、厚い雲に覆われて、太陽の光が差し込まない日も多いです。
さらに、石畳の道が多いので、足元から冷えてしまいます。
とても寒いけど、ヨーロッパのクリスマスシーズンに合わせて、訪れてみたい方も多いですよね。
本場のクリスマスマーケットや、街中のイルミネーションを楽しみたい!
外ではきっちり防寒対策して、ホテルでは暖房器具で心も体も温めましょう。
ラジエーター
ヨーロッパのホテルでよく見かけるラジエーターは、温水を循環させて暖かくする暖房器具です。
古いホテルほどラジエーターが多く設置されています。
温水暖房は、急速に部屋を暖かくすることはできませんが、一度暖かくなると長続きしますよ。
栓があれば、ON・OFFを調節することもできますが、セントラルヒーティングの場合は調節できないホテルも多いです。
バスルームに設置されていることが多く、バスタイムも寒くありません。
バスタブがなくシャワールームだけだと、体の芯から温まることができないですよね。
ラジエーターのおかげで、バスタイムも快適に過ごすことができますよ。
衣類を乾かすこともできるので、ちょっとした洗濯に利用することもできますね。
オイルヒーター
オイルヒーターは、内部に充填させたオイルを、電気によって加熱し放熱することで暖める暖房器具のことです。
ヨーロッパの建物は断熱性と気密性が高く、じわっと部屋全体を暖めるオイルヒーターが普及しています。
音が静かで安全性も高く、移動させることもできるので、家庭でも広く利用されています。
ホテルに設置してあれば、スイッチでお好みの温度に調節して利用しましょう。
ラジエーターは、セントラルヒーティングの場合が多いので温度調節が難しいです。
オイルヒーターであれば、一台ずつ調整できるのがありがたいですね。
窓の近くに置いておくと、冷たい空気を暖めてくれるので、部屋全体の温度をキープしてくれます。
ベッドの足元に置いておくと、足元からじんわりと暖めてくれるので、快適な睡眠が約束されますよ。
ベッドの近くに置いていても、火を使う暖房器具ではないので、火事や一酸化炭素中毒のリスクが低く安心ですね。
日本でも普及
日本の家屋は、蒸し暑い夏を快適に過ごすために通気性が良く作られています。
ラジエーターやオイルヒーターは、気密性や断熱性が高い家屋で効果を発揮するため、日本では普及していませんでした。
さらに、他の暖房器具に比べて電気代が高いというのも、普及しなかった理由の一つです。
最近は、気密性の高い家屋も増え、電気料金の自由化で低コスト化していることもあり、利用される家庭も増えてきました。
私はラジエーターやオイルヒーターの自然な暖かさが大好きなので、日本での普及をとても嬉しく感じています。
家庭で利用するメリット
- 部屋全体を暖めて、風が出ない
- 静かな音と、クリーンな空気
- やけどしにくく、火事のリスクが低い
- メンテナンス不要
部屋全体を暖める
どちらもじんわりと部屋全体を暖めてくれます。
エアコンも部屋全体を暖めてくれますが、風が体に当たるのが苦手な方も多いと思います。
私は頭がぼーっとする感覚も苦手で、できるだけ暖房を使わないようにしています。
石油ストーブなどもすぐに暖まりますが、局所的なので、置き場所に困ることもありますよね。
オイルヒーターとラジエーターは、お日さまのようなポカポカした暖かさが部屋全体を包んでくれて、とても快適ですよ。
静かな音と、クリーンな空気
石油ストーブのように火を燃焼させたり、エアコンのように送風機能を持たないので、空気を汚すことがありません。
ファミリー世帯や、アレルギーをお持ちの方に適している暖房器具だと思います。
ラジエーターは、水が循環する音が聞こえたりしますが、どちらも比較的静かです。
寝室に置いても、睡眠の邪魔になることはありませんよ。
あまりに静かで付けていることを忘れてしまう場合もあるので、タイマー機能があれば利用しましょう。
暖かさは持続するのも特徴なので、寝る前にOFFにするなど工夫すると良いですね。
やけどしにくく、火事のリスクが低い
火や風が出ないので、誤って触ってしまってヤケドしてしまうことも少ないです。
ただ、局所的に熱くなっている部分もあるので、むやみに触らないようにしましょう。
風に煽られて、カーテンや布が火に燃え移ってしまい、火事になるリスクも低く安心ですね。
ヨーロッパの家庭で普及する大きな理由でもあると思います。
メンテナンス不要
メンテナンス不要というのが、ありがたいですよね。
石油を入れたり、フィルターを掃除したりする手間がないのです。
凹凸のあるオイルヒーターは、ホコリがたまりやすいので拭いた方がいいですが、その程度です。
何もしなくても良いというのは、家電を選ぶ大きなポイントですよね。
家庭で利用するデメリット
- 暖まるまで時間がかかる
- 冷気が入ると室温が下がりやすい
- 電気代が高い
暖まるまで時間がかかる
じんわりと部屋全体を暖めることを得意とする暖房器具なので、暖まるまで時間がかかります。
速暖という機能はないので、急速に暖まりたいという時には不向きかもしれませんね。
その分、OFFにしても暖かさが持続します。
寝る少し前からONにして部屋全体を暖めておき、タイマー機能で夜中にOFFにすると、朝方まで暖かく眠ることができますよ。
冷気が入ると室温が下がりやすい
冷気が流れ込むと、暖めるまで時間がかかるので、全体の室温が下がってしまうこともあります。
ドアや窓といった冷気の入りやすい場所に置いておくいいですよ。
設定温度を調節できるオイルヒーターであれば、温度を上げて室温が下がるのを防ぐこともできますね。
電気代が高い
エアコンや他の暖房器具に比べて、エネルギー効率が悪く、電気代が高くつきます。
部屋全体を暖めるのに時間がかかるので、さらに消費電力量も増えてしまいます。
日本で普及しなかった原因は、電気代の高さによるものも大きいと思います。
最近は、省エネのオイルヒーターが販売されたり、電気料金の自由化で低コストの電力会社を選択できることもあり改善されてきています。
電源OFFにしても暖かさが持続するメリットをいかして早めに消したり、部屋を限定するなど、工夫して利用するといいですね。
まとめ
ヨーロッパに行くと、ホテルに必ずといって設置されているラジエーターとオイルヒーター。
寒い冬のヨーロッパでもとても快適に過ごすことができますよね。
部屋全体をお日さまの陽だまりのような暖かさで包んでくれます。
どうして日本では利用されていないのかと不思議に感じていましたが、最近では普及率も上がってきました。
エネルギー効率が悪いのでデメリットもありますが、工夫することでメリットを最大限に活用することができますよ。
ラジエーターとオイルヒーターを上手く利用して、寒いヨーロッパと日本の冬を快適に過ごしてくださいね。
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